天然ダイアモンドとラボグロウンダイアモンドの違いとは?徹底解説!
『天然ダイアモンドとラボグロウンダイアモンドの違いって本物か偽物かの違いじゃないの?』と思われる方が多いと思われます。
実は、どちらも正真正銘ダイアモンドです!では、何が違うのか。 その違いを一緒に見ていきましょう!
天然ダイアモンドとラボグロウンダイアモンドの生成方法の違い
・ダイアモンドが生まれるまで
まず、天然ダイアモンドは、地下120キロを超える深さ、900〜1300°Cにも達する強烈な熱と圧力、そして数百万年から数十億年かけて誕生します。
ラボグロウンダイアモンドは、天然ダイヤモンドが誕生する環境を人工的に作り短期間で生産されます。キュービックジルコニアやモアサナイト(類似石)と違い、成分、輝き、硬さが完全に天然のダイアモンドと同じです。
・ラボグロウンダイアモンドの製造方法
製造方法は、『高温高圧法(HPHT法)』と『化学気相蒸着法(CVD法)』があります。
『HPHT法』は、天然ダイアモンドが地球内で形成される高圧高温の状態をラボで模倣して製造されます。筒状の炭素に55,000気圧もの圧力と1,400℃以上の高温をかけて生成します。かつてはメレダイアモンドを生成するのに活用されていましたが、技術の進歩により大粒のダイアモンドの生成も可能となりました。
『CVD法』は、ダイアモンドを層状に成長させる方法です。薄くスライスしたダイヤモンドを種として、炭素を含有したメタンガスにマイクロ波のエネルギーを与えることによって、少しずつダイヤモンドを成長させます。化学的な不純物の種類と量を細かく制御できるので、純度の高いダイアモンドの生成が可能です。
キュービックジルコニアやモアサナイトとダイアモンドの違い
キュービックジルコニアやモアサナイトはダイアモンドと見た目は似ていますが形成成分などが違います。キュービックジルコニアは、自然界には存在しない化学組成・結晶構造を持つ結晶を人工的に作り出した人造石の宝石です。モアサナイトは、炭化ケイ素が原料で、ダイアより衝撃に強く欠けにくい特徴があります。天然ダイアモンドとラボグロウンダイアモンドは生まれる過程以外はすべて同じです!
そして、米連邦取引委員会(FTC)は2018年に、ラボグロウンダイアモンドを本物として認めています。
天然ダイアモンドとラボグロウンダイアモンドの違い
ダイアモンドには2つのタイプがあります。
天然ダイヤモンドは98%∼99%は、窒素を含んだ『TypeⅠ』に分類します。
ラボグロウンダイヤモンドは不純物をほとんど含まない『TypeⅡ』に分類されます。
不純物がほとんどないため、はっきりした透明感と輝きを持っているとされています。
稀に、天然ダイアモンドも不純元素をほとんど含まないものもあり貴重です。
天然ダイアモンドとラボグロウンダイアモンドの見分け方
天然ダイアモンドとラボグロウンダイアモンドは、熟練のダイアモンド鑑定士が肉眼で直接見ても違いが分かりません。
では、どのようにして見分けるのでしょうか?
実は、判別する機械があります。この機器は、紫外線A波の照射によって光学シグナルを自動的に収集・分析し、天然ダイアモンドの発光特徴を検出します。ルース(裸石)だけでなく、ジュエリー加工したダイアモンド、極小のメレダイアもしっかりと判定できます。
天然ダイアモンドとラボグロウンダイアモンドの値段
天然ダイアモンドとラボグロウンダイアモンドの値段は天然に比べて1/10ほどです。天然ダイアモンドは原石の採掘に時間と労力がかかり、取れる数も限られるので貴重性が高く価格もおのずと上がります。
ですが、ラボグロウンダイアモンドは元となる元素やダイアモンドを使用してできるので採掘量に左右されないので低価格の提供ができます。
天然ダイアモンドとラボグロウンダイアモンド
天然ダイアモンドとラボグロウンダイアモンドの違いについていかがだったでしょうか?
天然ダイアモンドでは叶わなかった大粒ダイアモンドをラボグロウンダイアモンドで考え
たり天然とラボの使い分けもできるので楽しみ方もいろいろです!
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